離婚の原因ランキング

離婚の原因には、ある程度決まりがあります。ここでは、離婚の原因を男女別にランキング形式で紹介しています。

離婚につながりやすい原因

結婚生活を続けると、それまで知らなかった相手の一面が見えてきます。

それが良い面ならまだしも悪い一面だった場合、離婚の原因になることもあります。

ここでは、そんな離婚の原因となるものを紹介しています。まずは、男性が離婚を考えるケースからみてみましょう。

【男性編】

男性による離婚の原因のトップ5を紹介します。

  1. 性格の不一致:10,900人
  2. 精神的虐待:3,322人
  3. 家族や親族と妻の折り合いが悪い:2,656人
  4. 異性関係のトラブル:2,637人
  5. 性的不一致:2,326人

参照:平成27年司法統計年報3 家事編│裁判所

性格の不一致

離婚の原因として最も多いのが、性格の不一致です。

意見や考えが違いといった一見小さく思える理由でも、長く付き合うほどに溝は深くなっていきます。

お互いを理解して認め合うということが大事ですが、それができなくなると意見の違いが大きなストレスになり、やがて離婚に至ってしまいます。

精神的虐待

モラルハラスメントが当てはまります。

例えば男性の場合は、「稼ぎが少ない」「頼りにならない」といった否定を受け続けることで離婚を決意するケースが多いようです。

肉体的な暴力、いわゆるDVは男性が加害者であることが多いですが、こういった精神的な虐待は男女どちらも加害者になりえます。

また、無意識の内に相手を傷つけていることもありますし、相手も別に悪気があっていったわけではないこともあります。

きちんと話し合い、お互いに不要な争いをなくすように務めましょう。

家族や親族と妻の折り合いが悪い

意外と多いのが、義理の両親との折り合いです。

夫婦間で仲がよくても、義理の親とのいざこざによって関係が悪化し、ストレスになってしまうことは多いのです。

また、親に従順であるあまりに、配偶者の意見を蔑ろにしてしまうというのもよくあることです。

異性関係のトラブル

いわゆる浮気や不倫といった不貞行為です。

当然のことながら、不貞行為を働いたほうが100%悪いので絶対にしないようにしましょう。

「浮気は男の甲斐性」という言葉もありますが、法に背く行為であり、不幸な結果しか残しません。

性的不一致

セックスレスの状態のことを意味します。

スキンシップによるコミュニケーションは、夫婦の関係性を維持するためにも必要不可欠です。

しかし、近年では仕事疲れなどでセックスレスになるケースも増えており、若い夫婦でも性的不一致が原因で離婚する事例が目立ってきています。

【女性編】

次に、女性による離婚の原因トップ5を紹介します。

  1. 性格の不一致:19,380人
  2. 生活費を渡さない:13,551人
  3. 精神的虐待:12,282人
  4. 暴力:10,882人
  5. 異性関係のトラブル:8,643人

参照:平成27年司法統計年報3 家事編│裁判所

性格の不一致

男女ともに圧倒的に多いのが性格の不一致です。

結婚するまではお互いのことを完璧に理解できないものであり、ともに暮らし始めてから気付くということは多いのです。

生活費を渡さない

「稼いだのは自分だから」と、生活費を渡さずに夫側が管理するということは少なくありません。

きちんと生活費を管理し、こちらの要望に関しても融通がきくのならいいでしょう。しかし、無駄を一切許さないのに、夫自身は遊び歩いているなどの理不尽な管理だった場合、離婚につながることは多いです。

精神的虐待

こちらも男性と同じく、無自覚で虐待を受けているケースが多いです。

例えば「女だからそれくらいしろ」といった文言も、精神的虐待に該当します。

このケースは「自分が働いて稼いでるから、これくらい強く言っても良いだろう」という認識を心に持っている男性に多く、知らぬうちに虐待がエスカレートしていることも珍しくはありません。

相互理解というのはとても大事なことです。男性は女性の、女性は男性の立場で考えて接することを心がけましょう。

暴力

いわゆるDVは、女性の方が被害に遭う割合が圧倒的に多いです。

普段は温厚でも、お酒が入ると暴力を振るうというケースはとても多いです。普段の姿を知っている分、多少の暴力・暴言では離婚に踏み切れないという女性も少なくありません。

そのため、離婚まで長期化しやすくなる傾向にあります。

あまりにもDVがひどい場合は、法的手段を考えるのも一つの手段です。

異性関係のトラブル

男性と同じく、浮気、不倫などが当てはまります。

女性から離婚を切り出す傾向にある

ランキングの人数統計を見ればわかるのですが、離婚を切り出すのは女性の方が多いです。

ランキング1位の「性格の不一致」では2倍ほど数が違い、ネットでも「妻から離婚を切り出された」という話題が目立ちます。

女性は男性に比べるとこういった違和感に敏感である傾向が強く、不一致だと解釈すると溝ができやすくなってしまうのです。

年齢別の離婚原因

年齢によっても、離婚の原因は変わってきます。

若い時期に一番多いのが性格の不一致ですが、年を重ねるにつれてこのような理由による離婚のケースは減少します。

しかし、家庭内での暴力や異性関係のトラブル、そして何より経済的な面で離婚するという可能性は大きいです。

特に大阪は高収入世帯が多い反面、離職率も高いです。それにより、経済的な面で亀裂が生じるようになり、離婚に至る傾向にあるのです。

それとは逆に、高齢になってから離婚する、いわゆる「熟年離婚」も近年では目立ちます。

今まで仕事でずっと会社にいたのが、定年により家にいる時間が増えて、その時に性格の不一致を抱きはじめ不仲になってしまうのです。

働き続けた結果が離婚という悲しいことにならないためにも、相手とのコミュニケーションは普段から取るように務めましょう。

簡単に離婚をしてしまう理由

昔と比べ、人は離婚について重く考えないようになりつつあります。よって、現代では離婚に踏み切りやすくなったと言っても過言ではありません。

では、なぜそんなに簡単に離婚をしてしまうのでしょうか?

離婚について詳しくなった

昔と違い、現代はメディアの量が豊富です。

インターネットやテレビ、雑誌などではさまざまな情報が行き交っており、中でも「離婚」に関して取り上げられることが多くなっています。

このような情報の多さから、離婚を一つの選択肢として考えやすくなったのです。

また、女性の就労環境も年々良くなっており、自活できる経済力を持てるようになりました。

離婚に対する世間体の変化や就労環境の向上が、離婚を決断しやすくなった要因ともいえるでしょう。

法律の力で離婚するには

こちらに離婚の意思があっても、相手側が離婚届に判を押さなければ手続きは成立しません。

そんなときは、法律の力を利用して離婚を成立させる方法があります。

これを「調停離婚」といいます。

調停離婚を成立させるには、以下の条件のうち、どれかを満たしている必要があります。

  1. 不倫などの不貞行為
  2. 悪意の遺棄
  3. 回復の見込みのない精神病
  4. 生死不明(三年以上)
  5. 婚姻関係の回復が見込めない事柄

これらについてみてみましょう

<不倫などの不貞行為>

浮気・不倫などの不貞行為を相手が働き、それが発覚した場合は向こうが拒否しても調停離婚を成立させることができます。

<悪意の遺棄>

これは、相手が自己の責任を放棄した時に適用されます。

例えば、男性の場合は生活費を妻に手渡さなかったり、家族との共同生活を意図的に放棄し、別居していたりしていると適用されます。

妻の場合は、仕事および家事を一切行わず全て夫に押し付けているなどの行為が当てはまります。

「夫婦は同居し、お互いに協力、扶助し合わなければならない」と民法でも定められており、これに背いていると調停離婚する条件が成立します。

<回復の見込みのない精神病>

前述した民法による義務を果たすことができないほど、心の病が重いと判断されると調停離婚は成立します。

しかし、離婚を求める側がこれまで誠意ある介護や看護をしていたかどうか、精神を病んでいる側が離婚後も療養生活を送れる保証はあるかといった条件が必要になるため、離婚成立が難しい傾向にあります。

<生死不明(三年以上)>

山などで遭難、海外から帰ってこないなど、失踪し、生命の安否が不明な状態が三年続くと調停離婚が成立する可能性があります。

ちなみに、生死不明の状態が7年以上続くと配偶者は死亡したとみなされ、婚姻関係を終了とさせることができます。

これを「失踪宣告」といい、家庭裁判所に申し立てることができます。

<婚姻関係の回復が見込めない事柄>

いわゆる「その他」に分類されるものです。

性格の不一致やDV、犯罪行為といったものはすべてこれらに当てはまります。

他にも、精神病以外の難病や、相手が過度な宗教活動をするようになった場合も調停離婚が成立する可能性があります。

これらに関しては、調停離婚が成立するかどうかを個人で判断するのが難しいため、法律事務所などで相談しましょう。

逆に、離婚率が低い理由ってあるの?

これまで離婚の原因などについて紹介してきましたが、それとは逆に「離婚率が低いケース」についても紹介していきましょう。

一目惚れは離婚率が低い!?

アメリカでの調査結果によりますと、一目惚れによる結婚は離婚率が非常に低いという結果が発表されています。

具体的にいえば、男性の場合20%、女性の場合は10%と離婚率も低くなっています。

これはアメリカの一般的な離婚率である30%を下回っています。

お互いが一目惚れであるということで、「相手を手放したくない」という思いが強まるのが離婚率の低い要因だと考えられています。

離婚に至る原因をみてみると、結婚相手に求めるハードルの高さが関係していることが多いです。

ちなみに、性格、収入、容姿、行動など相手に求めるハードルが高ければ高いほど離婚は成立しやすくなります。逆に、相手を手放したくないと思う気持ちがあれば、自ずとハードルは下がり離婚率は低くなるようです。

どうしても離婚したい場合、したくない場合

本人の意思に反して相手が離婚を認めてくれない時は、法律事務所に相談し調停離婚が成立できるかどうかを相談しましょう。

また、離婚したい原因が相手の不貞行為だった場合、探偵事務所などで浮気調査を依頼し、証拠を得ることで有利に調停離婚を進めることができます。

逆に、どうしても離婚したくないというのであれば、その原因を知りましょう。

相手が何を不満に思っているか、自分になんの非があるのか。

まずはそれを知り、改めることで夫婦間の仲が良好に戻るという可能性はゼロではありません。